1919年創業者カール・ユーハイムが 日本で初めて焼きあげたこのお菓子、バームクーヘン。
くもん出版さんからユーハイムさんを取り上げた戦争の話の本が出ていました、ユーハイムさんは戦後生きることはなかったのですが、ユーハイムさんの奥さんや子どもさんたちが想いをつなぎ今もバームクーヘンの美味しいユーハイムさんとして神戸にありますし、阪神や京阪などの百貨店なんかにもお店が入っています。
日本で初めてバームクーヘンが売られたのが原爆ドームの場所だったことは、この本を読んで知りました。ユーハイムさんは戦争で捕虜になり大変な時期を過ごされましたが、お菓子を食べたときの笑顔、その笑顔があれば世界は平和になる、と思われたことだと思います。
そして「ユーハイムの存在意義」が、『お菓子には世界を平和にする力がある Peace by Piece』とサイトにありますが、本当にこれはすばらしい理念だと感じますし、美味しいお菓子を食べているときには人を恨み国を憎む気持ちも少しは減るものです、そのような平和を造るためにお菓子つくりを行うという精神は実に共感しました。お菓子にはそのような力があるんです。
企業経営をしていると金儲けビジネスの心だけになりがちですが、いったい自分たちは仕事を通じてどのような世界を作りたいのかを考えていけば、企業の存在意義に関わってきます。
ユーハイムさんはお菓子には平和を作る力がある、という存在意義ですがこのような理念を持っている会社は実に強いしいい会社であって、応援したくなる会社です。毎年12月8日はトラトラトラなので平和に触れるテーマですが今回はユーハイムさんの話でした。
もちろんユーハイムさんバームクーヘン美味しい。
>>【アマゾン】バウムクーヘンとヒロシマ: ドイツ人捕虜ユーハイムの物語
くもん出版さんから出てきます。
会社理念は創業当時はあまり言語化されていない場合も多いですが、社員や取引先、株主に採用活動や航海会社になればなおいっそう、事業を行っていくにあたっての意義が必要になってくるものです。でないとなんで会社経営するのという問いには答えられなくなるからであって、比較的うち程度ならなくても別に問題にならないケースも多々です。うちだと三方よしを少し変化させた「ハッピートライアングル」というものをサイトにあげていますが、サービス通じて取引先企業を元気にすることは、取引先社員さんを元気にしてその家族も元気にすることになり、結果として会社にも自分にも返ってくると思っています。そのためには自分を研鑽して価値を高めること、元気を伝えることが大事と思っていまして、究極的には人に依存する組織化が難しい業務業態になるのですが、まあそんなものです。