■ コトラーのマーケティング3.0 ■
コトラー先生のマーケティングに関する新書です。
マーケティング1.0、2.0、3.0、と進化する中では、受け手側であった消費者一般ユーザーの情報発信が最も価値を有していくという観点で説を書いています。
これはネット社会では当然のことであり、1人の口込みブロガーの発信が多数の意見を制するという観点です。
最近はこの点について、小さな疑問が大きくなってきています。
素直な気持ちで感じていい部分は受け止めているのですが、実践経営を行わなくてはいけない経営者としては
・次の実践は何をすべきなのか???
→ 具体的な方法論について
・ソーシャルメディアの新法則という視点から来る、その反対方向について
→ 一般ユーザーがメディアの発信の立場に立ったとしても、発信方法や取捨選択はほぼ変化が起きていないのでは、と感じます。
エジプトやリビアなどの民主化だけとってマーケティング3.0というのもどうかですし、マーケティング3.0といっても笛吹けど踊らずになっているような気もするところ。
コトラー先生を最初に触れたときから私に変化があったのでしょう。読後の爽快感よりも、のどにつっかえた何かがまだあります。