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コロナ期の振り返りでいえば経営者の連帯保証と団信

姫路マラソンが開催3日前くらいに急な中止になった2020年、東京マラソンも中止になって姫路も危ういのかなと思った翌日くらいのスピードで中止になりました。
コロナ期は激動の時代だったので振り返るにはまだ時間も納得も必要なので難しいのですが、当時はこの富山さんの「コロナショック・サバイバル~日本経済復興計画」の出版発行が最速で、毎日読んでいたのを覚えています。未曽有の危機にどう立ち向かうのか、についてです。

コロナショック・サバイバル~日本経済復興計画

GDPの下落とかリモートとかほぼ無人の谷町線に新幹線にくろしおに、いろんなものがあったのですけど、コロナ融資の経営者の連帯保証と団信が最も大きな転機だった気がします。3月4月なんかほぼ大阪がゴーストタウン状態なってしまって、必死に営業活動をしながら五輪の延期などのニュースを見てこりゃあかんなと感じたものです。取引先の飲食店に小売、旅行関係なんか個人の力ではどうにもできないくらいにぶっ飛んでしまって、バイトやパートさんの契約停止ならまだしも社員解雇や事業所閉鎖なんかもざらにあって、余波でうちも取引停止なんかも受けたりしていたのでまあ二度とない経験が多々あったわけです。

それでも回復のために補助金なんかの話で提案進めたりしたのですが、無借金経営から舵切ってキャッシュを潤沢に確保するためにコロナ融資受けたのですが、連帯保証と団信セットということで。会社のために6000万円の連帯保証と団信組むと、やっぱり自分が逝くと借金チャラになるのかということでダイナマイトをくくって敵地に自爆に行くランボーの如く無敵な感が出ますし、自分はそれくらいの価値しかないのかといういい意味での客観性が生まれます。中小企業経営者らしく最後は死んでお詫びする気持ちもわかりますし、経営者同士「最後バンザイするんなら俺も飛ぶから、みんなで飛ぼう。そんな気持ちで耐えて行こう」など先輩経営者が言って励ましたりしてて。

これが経営の切った張ったの最前線と言えばそうなのですが、飛ぶ前にはあがいてあがききってやるわいとか思うし、6000万あればまあ売上0でも数か月は生きれるという意味なき全能感もあったりして、結局は経営は最後の最後自分次第という悲しい現実を突きつけられるわけで、その分強さが大幅に増すわけです。社員に対してもリモート社員でさぼるとか怠けるとか監視することに意識を持たずに、結局自分でできることに専念してリモートになって楽できていいやという社員などに何かの感情を抱くことなく、会社の未来を創る作業に専念できたのはよかったと思っています。

究極の利他ですし「そんなことしたら家族も取引先も社員も困るぞ」という人へは、「そんなら金貸してください」と言っても貸してくれません、そんなものです。最後は自分がバンザイすればみんなが助かる、この腹のくくり方はコロナ期ないとできなかったと思います。さらに進んでバンザイの前に、無担保無利子ででも100万円貸してくれる方が100人いれば1億円、そんな信用作れる関係性をどう作るのか、みたいな思考発想もコロナ期を経て納得できました。

まあえらそうに書いてますが、GMO熊谷さんが400億借金してしまって私財を170億円ぶっこんだ話
https://industry-co-creation.com/special/11102
自分なんかと全然規模が違いますけど、胆力としてはすごく納得。これが器です。借金なんかの話でいえば、「熱狂宣言」ダイヤモンドダイニング松村さんが、経営で保証などが必要になって、自分の家屋敷などの財産と親御さんの土地なども抵当付けて、自分の経営ミスで両親までも路頭に迷わすリスク負っているというようなくだりがあったと思うのですが、これも器です。自分などおちょこレベルの器。

小松成美さんが書いた松村さんの熱狂宣言

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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