漫画作品「ブラックジャックによろしく」は有名な作品で、海猿の原作者でもある佐藤秀峰さん。
この佐藤秀峰さんの意向で、少し前に作品の二次利用が完全自由となりました。
ということは下記のようなことを自由に使ってもOK、ということになったわけです。
そこで、早速ですが「タダピク」を使って、面白いことをしてみました。ブラックジャックによろしく、を読んだことある方ならイメージが浮かぶかもしれません。この「タダピク」では、全1~13巻の主要なシーンをコマ別画像に切り抜き、喜怒哀楽などの感情や登場人物の種類別に絞込み検索出来るようにしたほか、吹き出しのみの画像も切り抜いて用意されています。このような利用が去年の10月くらいに佐藤さんから許可出されたのですが、その結果ダウンロードなど積極的に行われて、4ヶ月くらいで1億円までの売上に上ったそうです。電子書籍の売上がなんと1億円を突破したと報告、はツイッターからですが、なるほどです。
ガチガチに著作権を固めるよりはある程度お目こぼしすれば宣伝効果になるという良い例、という結果です。
ネットの世界に正面から戦おうとすると、違法に対して目くじら立てることも大事なんでしょうが、フリーミアムのような発想をたくさん持つことこそが最も大事なような気がします。
ソシャゲも無料、検索無料、書籍も無料、ソフトも30日間無料、携帯も学生無料、無料に全て溢れるからこそ、先駆者利益が大事ですね。
こういった著作権無料のほうが認知度は高まることは間違いないと思います。
ブラックジャックによろしく、読んで考える部分もたくさんありましたし本当にいろんな人に読んでほしい漫画の1つです。医療行為というと複雑で難しい部分もありますし、それでもなお人の命を救ったり医療行為に関わるお医者さんは素晴らしい職業だと思います。そんなお医者さんだからこそ言える名台詞がこちら。
シーンは、主人公の斉藤が研修医のときにバイトで病院に入り、先輩に挨拶するシーン。
「食べれるときに食べ、寝れるときに寝ておく」
仕事で修羅場になって忙しいとこんな感覚です。この後斉藤は急患が運ばれてきて何もできず、医療行為について深く考えるようになっていきます。医療行為は時間との戦い、まさに戦場です、ほんとまさに。そんな環境で人命を救う仕事だからこそ、お医者さんは素晴らしい職業と思うんです。
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>> ブラックジャックによろしく 第1巻 電子書籍