しおごり中にカブが乱入、長い田辺祭歴史ではよくある風景だそうです。
25日本宮・旧会津橋での潮垢離勤めです。
潮垢離(しおごり)の由来でいえば、熊野詣の前にお塩でお祓いお清めの儀式、という意味かと思うのですが、「後鳥羽院に同行した藤原定家が不覚にも風邪をひき、出立での潮垢離を辞退したところ厳しく叱責され、やむなく潮浴びをした」という内容も残っているように、潮垢離大事だったそうです。
江川にも江川漁港の近くの公園に潮垢離碑がありますし、第三小学校あがっていく道のところに「出立王子」跡があるので熊野詣に今から出ていく意味での出立王子、ということで、潮垢離は大事だったのということです。出立王子はいだちおうじです。大阪市内でもたまにみる「熊野街道」と書いた石は熊野大社まで続きまして、その1つが「出立王子」です。三栖王子、万呂王子、秋津王子、など多々ありまして、大阪でいえば、郡戸王子、上野王子、阿倍王子、などがありまして、それぞれ今の名称は「高津」「上宮」「阿倍野」などです。歴史や地名に名称は全部由来がありますので紐解くだけで、しおごりや熊野や後鳥羽上皇を感じます。