ジャックウェルチのわが経営ですがこの上巻もあります。
● ジャック・ウェルチ-わが経営
今になってこの本を読むともっとも読み応えあるのが、15章の「慢心」です。
ジョセフジェットの紹介の部分あたりです、事実は小説より奇なり、ですが最高に読み応えがあります。世の中の実際の出来事は、作られた小説よりもかえって不思議で波乱です。
「私は気分が悪くなった。3億5000万ドル、信じられない。我慢ができなくなってきた。洗面所へ駆け込み激しく痙攣して胃から何もかも戻してしまった・・・」
「自信と慢心は紙一重だ、この時代には慢心が勝り、私には決して忘れ得ない教訓を与えてくれた」
教訓として与えられえる、この発想が非常に大切。与えてもらっている、という考え方を常に持つ。
きっともう少し経った後でこの15章部分を読むと、より深い味わいが出ると思います。「教訓」を得る機会として。