田辺祭の25日朝4時30分から始まる、暁の祭典で巫女が踊る「浦安の舞」。
浦安の舞に関して、浦安の「浦」は「こころ」、「安」は「安らぎ」を意味してまして、平和を願うために作られた「巫女の舞」です。
1933年(昭和8年)の昭和天皇がお詠みになられた「天地(あめつち)の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」が歌詞になってまして、暁の祭典でもこの句を詠んで説明されていました。「朝なぎ」の「なぎ」とは風がまったくない凪の状態を表してまして、その無風状態の朝なぎのように、波のない穏やかな「平和」を天神と地神に祈るという思いが込められています。
一般人は拝殿のほうはちょっといけないので、舞台で舞う舞姫5人を撮影です。
扇と鈴を用いて舞う10分程度の舞ですが、浦安と聞くとディズニーランドなのか、それとも田辺市江川にある浦安神社を思い出したりなのですがどちらも違います。
浦安という言葉は、日本書紀で日本を美称する言葉として使われていて、「昔伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、この国をなづけて曰く、日本は浦安国」というように心安らかなる美しい国と称していますので、平和を願うために作られた神楽なんです。
ところでそんなわけで今年は暁の祭典に浦安の舞も堪能したのですけど、撮影してる4枚はそれなりの写真ですけど、田辺祭規模になるとテレビなのか新聞なのか雑誌なのかなど、専門カメラマンさんのような方もいまして、浦安の舞のときも巫女が扇を開き鈴を鳴らし、動きが出たところで「カシャカシャ!」シャッター音が響きまして、これがまたみんな共通しているタイミングでして、つられて撮影したのがこの写真たちです。
ポイントなんかでいえば、顔が見える、躍動感、背景も意識、舞なので統一感なんかも重視だと思うのですけど、専門家とちょっと仕事するだけでも感覚が養われますので、シャッターチャンスとアングルなんかは感じて学ぶことも多く、実に学びになりました。