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読書感想文

インパール作戦の牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか

■  「愚将」はいかにして生み出されたのか
インパール作戦の牟田口廉也です。陸軍の牟田口廉也は海軍の南雲忠一と並んで多くの方から愚将として認識されていますが、最初は愚将でもなかったようでして、どうして愚将が生み出されたのかという内容の書籍です。

読んでいてなるほどと思ったのは、仕事の責任を取り返したいがために無理を承知でやる場合もあれば、上司の庇護の下で失敗だろう作戦を遂行するときも当然あって、愚将牟田口廉也もそういう部分があったのが否めないという点だったりします。

ちなみにインパール作戦とは、陸軍兵約3万人が死亡し、日本軍における史上最悪の作戦とも称される作戦であって、同作戦が失敗に終わった原因は、指揮した牟田口廉也軍司令官の誤判断によるといわれています。日本兵のおよそ9割に当たる約7万8000人が命を落としたと言われていて、その主な死因は戦死ではなく餓死なので悲惨な光景だったと思います。

このインパール作戦失敗責任をうけて牟田口氏は職を解かれていますが、戦後も生き残ったことで多くの批判をうけたのですけど、牟田口廉也氏だけを批判はできないものの、牟田口廉也を批判するのも致し方ない、気もします。ただこういった書籍など史実を元にまとめておられるのですが、いつも思うのは明日は我が身かも。

魚乃目三太さん視点からなどはこんな感じにインパール作戦が書かれていまして、自分が語ることと客観的事実は大いに異なるわけではあるので対談や雑誌や記事などからの推測はなかなか事実にたどり着かないのも当然のことと思います。

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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