これは特急くろしお天王寺20時30分発、最終なのですが最終で紀伊田辺駅に22時40分着です。白浜終点なのであまり人はいませんし、品川駅21時以降の新幹線のようにビジネスマンもそれほど多くなく駅弁とビールを楽しむ人も多くありません。翌日朝から仕事なのでこんな感じのスケジュールになるのですけど、最近結構当たり前が当たり前でないような感覚がよくあります。
20代のキャリアができてないうちに人事に関わってなくてよかったなと思うのですが、採用などの人事をやっているとなかなか感覚の相違や違和感を多く感じます。特に求人サイトなんかだとある程度のフィルタリングしないと対処が大変ですし、もっといえば求人サイト経由に頼らない有能人材を口説いて入社という経由がよかったりもします。雇用なんかで言えば最初は人件費分マイナスですしようやく忙しくなってきてマイナス分を取り戻せるかと思った時には、離脱したいというようなことが出てくると最終全くプラスに変換しないケースになるわけです。
この階段を上がれば本人も楽になって評価もあがるけど離脱すれば、結局本人的には逃げていても悪循環のループに入っていて永遠に成長しないし評価も上がらないし、そのまま加齢だけ重ねていくようなケースをよく見かけるようになりました。20代・30代のキャリアと「会社や組織に与えた価値」なんかの視点で話すると、だいたい上司や会社のよくないことの説明が始まるのでうまくいかなかったのだろうと推測できますが、20代30代は逃げててはやっぱりだめであって、ワークライフバランスとか口に出しても中長期的に見てよくないとは思います。
上司が悪くはないと思うし、会社も悪くないと思うし、みんな悪くないけど、パンデミックで市場がぶっ飛んだ企業を多く知っているのでそういうときでも耐え忍んで持ち直した会社と社員など話聞くと、いろいろ考えることも多く気付くことも多いものです。結局残るのはどんなときもハードワークと強いメンタルは必須です。