田辺高校が春の選抜甲子園出場するのですが、その田辺高校の話について。夢を描くための話。
和歌山県の紀南地方では進学校なので、部活もすれば勉強もする文武両道で通っている学校でしてだいたい2年3年くらいから受験勉強に入っていきますし、まあそれが普通という学校風景です。10月11月には指定校などの推薦があって早く決まる人もいれば、自分のように国立目指す人はセンター試験追い込みが年末年始にあって、終わると2月3月で私立や国立の試験があるという流れです。
でもってこの勉強している時点で夢を描くなどと言えば、「国立受かりたい」が夢になったりもしますし、国立行って何するの?になるとまだぼんやりだったり強くなかったりだったりもします。自分の場合には弁護士・学校先生の二択で絞ってしまったからちょっと異なりますけど、なかなかないのも当たり前のように思います。だからといってこれが悪いわけでもなく、そんなものだと思うのです。経営してて社員にも「1年後の夢や3年後の夢」など聞いてもなかなか腑に落ちた答えが出てこなかったりしますし、ましてやクラス内で発するなんかもできない事情はすごくわかりますので。
場所が変わって新年の初夢なんかで「トップセールスになる」など書けるスタッフもまあいないわけです、謙遜と忖度とやっかみ防止でもあって、書いた瞬間にうざい上司や同僚に後輩に違う部署までもが敵になってしまいますし本当に有言実行してしまってもこれはまた、同僚からの批判ややっかみ対象になるんです。結局どうなのかでいえば、定量的な目標はやめたほうがいいというのと、いわゆる目の前のことに専念して「いざとなったらつぶしが効くように力を蓄える」をおススメしていてこれがいいんだと思っています。
「野球選手になる、メジャーで二刀流で活躍する」と明確なスーパーな方もいますが、大半は自分も含めたぼんやりにしか未来が見えない以上、夢が明確になった時に時すでに遅しにならないよう選択肢をしっかり持つために勉強が大事、と思います。医者になると決める人はまあ中学校や高校で多いのでしょうけど、要するに医者になるには医学部で勉強しないといけない、と分かってる人は頑張る、そうでない人はまあ大半なので今の状況でしっかり勉強を頑張る、ことが大切と思います。実際に社会人なって辞めて医学部来て医者になってる方もいますが、まあ学生のうちもしっかり勉強してましたので結果として「つぶしが効いた」わけなので。
つぶしが効くって言葉ですが、普通科もそうですし法学部もそうですしITなんかもつぶしが効くんです。万が一交通事故なので両手がなくなったとしても、今なら電話1つあれば営業活動もコミュニケーションも取れるので社員に指示もできるような仕事柄ですし、これもある意味つぶしが効く仕事と思っています。知り合いの歯医者先生なんかは指や手の骨折が怖いので、スキーなんかいかないですし横断歩道でも数メートル離れて立って待っていて、まさかの車が歩行者に突っ込んでくる危険回避を常日頃してるそうで、これはこれでプロ意識の賜物ですが、ぼくしてなのでどこかで「なんかあってもつぶしが効くし」なんです。
夢を持つこと目標持つこと大事、自分も教育大入って教師、司法試験合格で弁護士、夢を持ちましたがこれはまた別で、なくても目の前のことに専念して夢を拡げることもすごく大事、と思います。
そして夢叶うかなと思った時には今まで貯めた力を、一気に集中で実現させるのがいいのではと。ちょっと学生さんと話す機会あったので自分の経験もとにこんな話したのですが、勉強頑張ろうという気持ちになったのでよかったなと思っています。