大阪の海遊館には大きなジンベエザメがいまして、なかなかのでかさでぷかぷかと泳いでいます。
ちなみにですが、ジンベイザメは普通に周参見沖や田辺などの黒潮でも泳いでおりまして、ジンベエザメの周りには常にイワシやカツオなどのの大小の魚類が群れています。
昔からこの関係が経験的に漁師に知られていて、ジンベイザメは地域によっては大漁の吉兆とされ、福の神のように考えられてきたそうです。ジンベイザメが出現すると豊漁をもたらすという考えからえびすと呼ばれ、漁業神と言われます。また、関東方言では「えびすざめ」、また、「えびす」「えべっさん」とも言われており、めでたい魚なのです。そうなの?と思う本当の話です。
縁起がいいお魚、としてジンベエザメ見ると縁起いい水族館に見えてきますし、自分が水族館オーナーなら是が非でもジンベエザメを展示したい、と感じたりします。オーナーの責任というのはそういうものであって、ビジネスとはいえ自社の商品は全く興味なく自分で興じないような経営者さんもいますが、魚嫌いなのに水族館やってるとか、車嫌いなのに自動車メーカーとか、そういうのは社員レベルではいたりするのでしょうけど、経営者がそうなると結構大変に思います。商品どうでもいいけど金儲けはしたい、冷酷ドライで数字だけ見て改善されたりもあるでしょうが、中長期的に見れば継続しても超成功までは至らない気もします。
自分のやりたい事業、自分なら取引したい企業、自分なら働きたい職場環境、自分ならついていきたい社長経営者、そういうのが魂が入っていいのだと思います。笛吹けど踊らず、仏作って魂入れず、になるのなら、自分で笛吹いて自分で踊ればいいし、仏も作って自分で魂も入れれば自己満足感としては満足なので、という感はあります。経験、知識などはそのために入れるものであって、後は研鑽して思考して学びを得た自分の直観を信じるのみ、でいいのではと。最終責任も自分になるので。