クレアネットの代表ブログ

読書感想文

逆境を生き抜く力

逆境を生き抜く力

沖縄の興南高校の野球部監督の我喜屋校長先生の本です。
興南高校は2010年の春夏高校野球で連覇した高校、その監督なので名監督の著書です。
「仕事も人生も小さなことに全力で取り組めば大きな成果になる」という帯ですぐに買ってしまいました。

野球を通じて人間として成長してほしい、我喜屋先生の教育観や人生観が詰まっています。
教育を基本とする様々な理念を持ち、高校野球を通して伝えている、かつて私も高校のときなどには教師になりたいと考え勉強したことがありました。

小学校のときの谷口先生、中学のときの寺本先生、厳しい先生に教えられた言葉や考え方、経験は今になっても抜けません。
谷口先生は勉強や学問について、「教室は戦場、一歩も譲るな」だったり、「トラトラトラ」という言葉など、意識を勉強という視点でなく広く政治や文化、歴史に目を向けさせてくれました。

また寺本先生はサッカーを通じて、どのようにチームを作り自分の特徴を活かし、みんなに貢献すべきなのか、という視点を徹底的に教えてもらいました。
道具を大事にしない選手は伸びない、グランドのライン沿いが汚れていないということはグランドを目一杯使いきれていない証拠、またボールに座ることは絶対に許さない、大事なボールに座るということはサッカーする人に失礼、ということを教えてもらいました。

ちょうど本のくだりにも、野球のボールを足で蹴った生徒を説教するくだりがありましたが、ほんとに共感します。
野球に勝つことが目的ではない、野球を通じて人間を育てる。ほんとに素晴らしいと思います。

仕事も同じ、売上を上げることだけが仕事の目的ではない、仕事は世のため人のために行う、そして仕事を通じて人間を磨かれる、そうありたいと思います。

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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