株式会社クレアネットの代表取締役ブログ

読書感想文

妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話


「妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話」

ザクとうふなどで有名な相模屋さん、400億企業にしたお話。
なんか難しい経営書でなく読みやすいけど随所になるほどという気付きもある、面白い本でした。雪印で営業マンやってた社長ですが、伝説の営業マンとか言われるような凄腕の方でもなかったようですけど、書いてある内容などは現場や顧客を真剣に考えれば出てくる珠玉の言葉も多々あります。まずは数字を作るな、数字で厳格に管理するなという部分ですが、これなんかは結構わかる気はします。昔なんかでいえば数字がOだとゼロリーマンとか言われるのは当たり前なのと、少し数字が下がったときに何か話しようとした5秒後に「ああ?」と一喝されて終わるなども多々あったり、土曜日出社も残業でロープレなんかも当然みたいな間隔で生きてきてしまったので、数字ないと人権もない程度の意識理解はあるのですけど、この相模屋さんにはありません。

叱責とか肩パンチとか当然と思って生きてきていますが、そうでなくても成果はまあ出るもので。あと妻の実家に来ての社長なので、きっと元々いる従業員さんなんかは最初はバカ社長とかアホ社長とか呼ばわりはしていたような気がしますし、行動力や実行力で徐々に優秀な社員さんなんかともうまくやれるようになってきたのだろうとも思います。立場違うと見え方は違いますし、ましてや外から来たらさらに業界や市場も見え方がぜんぜん違ったりするのが普通なので。

まあそんな違いがあるからこそ、いざ改革を進めていく際などに一枚岩になると実に強かったりしますので、これは有能とか向上心とかそんなのよりも「バカで狂ってる」社長のほうが、危なくて社員がしっかりと危機管理を行うようになるなどはよくある話です、多少キングダムのようなそんな世界ですが、その世界を感じます。もちろん山中社長自身も優秀なのですけど、仕事って従業員にとっても社長にとっても楽しくてお客さんが喜んでくれて、そのいい循環が回るもの、シンプルですがその循環が回ってるんだなと。

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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