Joy to the World! the Lord is come = もろびとこぞりて。
主はきませり=主様がいらっしゃいました という意味なのですけど、今になってようやくわかりました。
小さいときに歌っている童謡が実は英語のものが本家本元だったり、別のところから来てるものなどまあ今の今になってわかったりするのですけど、主はきませり、なんてこの訳し方がすごいなと思います。
もろびとこぞりて、も同じです。日本語センスというか、言葉のすごさをしみじみ感じたりもします。
年末なので第九なんかもそうなのですが、歓喜の歌と訳すところからもう凄さを感じます。フロイデ=喜び、歓喜、なんですけど、歌詞が美しくまた訳も美しい。
この仕事柄言葉の大切さなど日々感じますが、歓喜という言葉をまず使うことが乏しいのでその凄さがひしひし感じるんです、もろびとこぞりて、なんかも同じ。このようなものをセンスの一言で片付けられるものでもないのですけど、専門分野と関連分野に関して深い知識と洞察をもってないとだめですし、有機的に関連させないとまた出てこないもの。知的労働を短期間で習得できない部分です。