アイエンガーが発見したという、ジャムの法則です。
ジャムの法則とは、検討できる選択肢が増えると逆に選択が難しくなるという法則です。何でもかんでも選択肢があればそれでいいというわけではなく、多すぎると迷うのでほどほどにしないと決めれないんです、人間の心理で言えば。
いつも思うのはいろんな選択肢を決めないといけない中で、あれこれ質問を受けると時おり「不愉快」になるわけです。
暇な人はいいのでしょうけど企業で言う上の立場の方はなおいろんな事柄に縛られるので「専門家に任せているのはあなたの知見を借りたいからであって、あなたがだめならそれはだめということなんだ。雇用でも一緒で、煩わしいことや悩むことなどもあなたに賃金を払っているのであなたが思考を行い決断したうえで、最終結論を筋道立てて説明をしてくれ。でないと金を払って雇う意味がない」というような発言を直接的にも間接的にも受けることがありますが、きわめて納得です。
仕事柄ですが、やりとりでも無用なラリーが続くことがあったりしますが、辟易させてると思い不安になります。また説明指示した後に「確認ですが・・・」と部下から来るとこれもまあまあ辟易します、暇な人やコミュニケーションが単純接触効果ですべて成り立つと思っている場合には、このやり取りがいいのでしょうけど、基本1聞いて100理解するが当然の業務進行なので、
・どうでもいいことをいちいち聞くな
・選択肢を変に増やして惑わせるな
・雑談のための雑談は電話だけにしてくれ
・プロなんだからどうしたらいい?といわれるような信頼感を作れ とかに業務意識が向いていますので、「ジャムの法則」は実に参考になります。
当たりまえですが、WEBでもあまりに数が多いとユーザーは選びきれなくなり購買に至りにくいということがあります、これは当たり前なのですが、数字で見るとなおわかります、
通常マーケティングなんかで活用する方法としては、見せ方としてユーザー検討できる範囲内で見せることで、購買率を上げることが可能だったりします。よくある、ノーマルプラン、ハイプラン、プレミアムプラン、これとカスタマイズプランの4つにして、基本は3つプランニングで真ん中選んでもらうやつです。なお、こっちが選ぶときにも「ジャムの法則」でええのです、ハイプランで行きますから早めにさくっとお願いしますね、だいたいこれ選ぶから慣れててすばやくできるでしょ、とか思っています。日替わりランチ頼むのもこういう理由があります。
飯食べるときも「麺ものか中華かどうしよう」みたいな絞込みもまた有効であって、「何食べよう」は面倒なんです。