前回に引き続き。
https://www.clarenet-contents.com/archives/21462
スマホ世代は頭はいいんです、メソッドとか方法とか調べればたくさん出てくるのでこの情報化社会においてたくさんの情報に接していて、その部分は昔よりもずっと秀でているように感じます。
そのため、OOでないといけない、というような正論が多く出てきたり疑問を感じたりするのでこれはこれでもったいないなあ、とも思っています。ロジックでまとまるのなら問題もないのですけど、そうでない分野なんかは結構何でもあるわけで、その辺の当たり前感が違うと結構ストレスになったりします。
実際の会社でも採用でもそうなのですが、「髪型自由ですか?」と聞かれたり特段規制はないのですけど、北斗の拳みたいなモヒカンが営業先に同行訪問されても上司も顧客も困りますし、スーパーサイヤ人みたいなカラーにするのも勝手なのですが、固い取引先である官公庁とか学校とか病院とかになってくると当然「サイヤ人お断り」なので同行した際に困るわけです。人は外見が9割とか言いますし、人間関係できてから色を変えるのは構わないと言えばそうなのですけど、「サイヤ人にすることにより顧客に与える悪印象と自社評価の下落、及びサイヤ人にしてあほな後輩が真似ることの弊害と周囲の評価」なんか想定してほしいわけです。
社会人5年をまともな会社でやればまずないのですけど、そうでないピヨピヨ社会人はありがちで。
そしてぼくがこんな顔にもなります。とりあえず担当はずそっか、で終えるのですが視野と思考の狭さで表情が能面のようになるわけです。
その際に言う言葉が「髪型自由でしょう!」= 正論おしゃれコンパクト六法 なわけです。正論言って気持ちよくなるのはわかるのですが、他人とのコミュニケーションもままならず社内とのコミュニケーションもままならず、数も経験も少なく会社での組織での仕事も少なく積みあがってない状態で「顧客に対するサービスや満足度を高めるのが企業として当然」という当然価値観を真正面から壊していく阿呆さを考慮すると、表面的な仕事のTIPSなど全部すっ飛ばして困るわけです。金髪にしてかっこよくなる自分 VS 顧客印象・社員評価・今後固い取引先連れていけんなあという残念感・10代でもないのに何で金髪にしていきってるねん、頼むから若い時にそういう時期は過ごしておいておいてくれやという残念感。
出社中にカツラをかぶるとか完全在宅ならOK!なんですけどそうでないのならなお。
そんなわけで、正論おしゃれコンパクト六法が好きな方は、髪型自由服装自由といっても、採用時であったり顧客先訪問時などは思考してほしいなあ、と思っています、ただ、じゃ何がいいのかでいえば六法に書いてないわけなのですけど、スマホ世代は頭はいいんですから、それこそしっかり調べて下調べしてほしいなと思いますし、正しい履歴書の書き方や職務経歴書の書き方、ポートフォリオの作り方に初めての面接マナー、なんかも全部クリアしてほしいです。金髪が採用されやすい企業さんもありますので、そこは多様性でいいです。
実際にあった話ですが、名刺ケースないのはわかるし名刺ないのもわかるけど、渡した名刺を胸ポケット入れるってビジネスマナーはどこにも書いてないはず、みたいなこともあるので。これを商談打合せですると開始2秒で終了、「御社の社員なんやあれ?」と上司のぼくにクレーム電話もらってもおかしくない事件になりますので。田舎だから許されるとかではなく、和歌山でも大阪でも東京でもそのへんは一緒ですし、ビジネスという場所にいる以上20代も40代も60代も同じ土俵に立っている以上一緒ですので、いらんとこで差つけないで仕事の品質で優位性を保ってほしいなと。