IBMが世界的な有名な企業であることは間違いないのですが、どのような形で創られてきたのか、その流れや土台を読み解くにふさわしい1冊。
IBMはサービスです、そうなんです。モノつくりでもサービスとしての部分が多々あり、その部分に多くの意識を持っていた点、顧客思考発想だと思います。引用した文章をいくつか。
・全ての仕事を最高のやり方で完了するという思考を持って遂行せよ
・世界中の会社の名kで一番のサービスを提供せよ
・野ガモを飼いならしてはいけない
この野ガモのくだりが納得したのですが、これは、野ガモを見るのを好きな男が野ガモの餌を与えていると1部のカモが旅立つことが面倒になってしまい、男の与える餌を目当てに気付いたときには全く飛ばなくなってしまっていた、という話です。
ここから、飼いならされたカモは野生に返すことができない、ので気をつけないといけないという発想です。
なるほど、なのですが、飼いならされたカモは飛ばなくなるということを、最初に当然のルールとしてカモの教えることができればいいのかもしれません。
個人のスキルや意思と、企業の習性が同じベクトルに向けることが最も大事。