とある、有名で大きな会社さんの人事制度的なものを聞きまして、社内での面談の話です。
有名で大きいので社員さんも多いのですが、そうなると上司に誰を引き上げていくのか評価が難しくなってくるのですが、ここでは360度評価を行っているということです。
360度評価とは、複数のさまざまな立場の関係者が1人の従業員の評価を行なうものです。 一般的な評価制度のほとんどが上司によって評価されますが、360度評価では、上司だけでなく同僚や部下、他部署の社員などによって多面的に評価されるものです。実際に判断する側になると「あの人の評価なんて全く知らないぞ」というケースもあるのですけど、複数人に評価をさせるとまあいろんな意見が出てくるわけです。
あいつはだめだ、とか、あいつはまあまあだ、とか、あいつは最高だ、とか。自分に甘く他人に厳しい場合もあればそうでない場合もありますけど、この360度評価でかなり評価が低くなると一定のフラグが立つわけです。仕事や数字に貪欲さもあるが、下の社員などに対して何か不満を感じる不穏分子を持っているのではないか、というやつです。というわけで、この有名で大きな会社さんでは360度評価悪いと上にあげない、ときまっているそうで、いい意味にフィルタがかかるそうです。
なので優れた監視システム、として働くわけで、むしろ能力はまだまだでも360度評価として優れた数字を残す場合には、チームに対する貢献力など上司が把握できない数字化しずらいいいものを持っているわけです。
明治大学時代に太鼓を叩いて応援していた長友選手のように、自分は出れなくてもチームを支え鼓舞する人材、そりゃ評価されますし、この評価を信じるのが正しいと思ってます。お花畑上司が性善説で物事見ると組織は崩壊しますので。