消防署見学、というのが地域ではやっていることがありまして、雨にも関わらず行ってきました。
消防車なんかは男のロマンなので乗ってみたいとかかっこいいとか、いろんな部品やパーツや見ていて楽しいものがたくさんあるので子供ながらにじろじろ見ますが、中身は当然のようにハードです。
火災現場で人を救えればそれは英雄にもなるのでしょうけど、人を救えない無力感であったりということもあるでしょうし。焼け落ちた廃墟から発見する身元不明のご遺体を運ぶのも当然消防員さんの役割であって、などを子供の時にはかっこいい英雄にしか見えなかったものの、今はいろいろなこともわかるので考えたりします。そうはあっても、火事で燃え盛る炎の中で身を挺して消火活動を行い、人を助けに行く姿は大人になってもかっこいいと思います。
危険を顧みず人を助ける姿、和歌山の雑賀崎で事件がありましたがあのときに真っ先に動いたベストきた「おいやん」(和歌山ではおじさん、おっちゃんをおいやんと言います)は、やっぱりかっこいいし誇りだと思います。平和な和歌山で物騒な事件だと思いましたが、ああいうおいやんはかっこいいですし考えて動くのではなくおかしいと思った瞬間に身体が反応してぱぱっと動けるおいやんに、おなじおいやんとしても敬意です。
頭がいいとか仕事ができるとか言葉が優しいとかよりも、もっともっと大事なこと、命をかけてでも身を挺してでも守るべきものを守ること、おいやんかっこいいです。