これは面白い、一般人はなかなか知らない「お葬式」のいろんなことを専門家の川上さんがまとめた書籍です。
業歴130年以上の老舗葬儀社の5代目として葬送文化継承を使命した川上さん、お葬式も最近だと家族葬が増えてきてますけどそうなると家族で団欒できるようなテーブルや食事などもサービスがあったりなど、言われてみれば小さいころにあった祖父のお葬式と変わってきてるのを実感します。
特に、お経を読むのは「この世を生きている人」のためのもの、などちょっと普通の認識と違うことも。故人と別れて向こうへ行っても元気でね、という意味がお経でもなく、「いつかまた向こうの世界へ行くけど、今は下界で切った張ったで生き物らしく日々あがいて必死に生きるよ!おれはまだ生きてるし!」みたいな生きてる人へのロック感でお経が存在してるのは改めてそんなものなんだと感じたりします。
喪主になったことがないので実感わかないですけど、いろいろ考えておかないといけないことは多々あるなあ、という気持ちと、自分が故人となって遺族がいる場合にはちゃんと考えたりしておかないと、というのが両方実感として思った部分です。