初の最高裁法令違憲判決までの道程。法学部生、法科大学院生は必読です。/尊属殺人罪は違憲か合憲か? 親子二代にわたる執念の戦いが日本の裁判史を塗り替えた https://t.co/CuHO2aKZNf #bengo4guides
— 曽我部真裕/Masahiro SOGABE (@masahirosogabe) July 24, 2020
尊属殺人200条違憲判決をしらない法学部生はモグリなのでしょうけど、この判決が実は親子二代で勝ち取った判決だとは知らない方も多いと思います。
刑法ゼミ生だった自分はもちろん知ってました、長い戦いでも批判が多くても仕事というものはかくあるべきだと思っているからですし、最近また記事になっているのをみて当時の感覚を思い出しました。
「現行法の規定を違憲としたのはこれが初の事例。腰が重いと言われた最高裁を、親子二代の弁護士が動かした瞬間」金のために仕事をする、顧客のために仕事をする、仲間のために仕事をする、いろんな仕事の価値観があるのですが、親子にわたって仕事をやりきり勝訴を得るなんて、こんな職業人として素晴らしい仕事はない、尊い仕事だと思います。
違憲判決に関しては憲法で習うので細かい部分は割愛ですが、どうしてこの尊属殺人が問題になったのか、殺人に至った原因を見ると本当に悲しい事件であって何とか減刑できないのかと思うのが通常の発想です。人を助けたいその気持ちが最高裁判所を動かしたのですが、久しぶりに読んでも素晴らしい仕事です。清水建設のスローガンに「子どもたちに誇れるしごとを。」というのがあるのですが、親子二代で弁護士事務所をされてる方などはやっぱり親の背中を見て育ち「人を助ける素晴らしい仕事」と思ったからこそ子供も弁護士になっているわけで、そう考えたときに自分の仕事を客観的に見ることができます。
子どもたちに誇れるしごとを、そんな仕事を常にしたいものです。