三枝さんの有名な「V字回復の経営」。
「経営パワーの危機」も読むとはまるビジネスストーリーでしたがこの 本もいい。
三枝さんはボストンコンサルティンググループで経営危機に陥った企業を再生する仕事の経験を積み、その後はミスミグループのCEOとして経営に携わるという経験を持つ方。現在は会長。
仕事は単純化していくとシンプルですが、組織になると複雑化します、そしてその組織において人が向かう方向がぶれるとそのままぶれからずれが発生し、方向性を失います。組織で働くことのない場合、この感覚がわからないでしょうが、逆に組織の強さやパワーもあります。
経営の楽しさや嬉しさと共に、このストーリーには本当に体感するような、読むだけで経験値として理解できる部分が多々あります。珠玉の作品かと。