仕事のやりがいの話です。
いろんな仕事、いろんな方と仕事するのでいろんな業界や事情を感じるのがこの仕事の楽しみと思ってまして、いわゆる業界の裏事情とか業界で働く人の感情、というようなものを学べること自体がとても楽しいやりがい、と感じているのですが、そんなとある顧客の話です。
乗っているバイクが故障したりとか変な音なったりするとバイク屋に持っていってみてもらうのが普通だと思うのですが、ツーリングとかで結構遠くまででかけて帰ってくる夜道で急にバイクが動かなくなったような場合を想定してみてください。家まではあと20kmはある、夜なのでバイク屋は閉まってて山道なので自力では帰れない、一回バイク置いてまた来るにも2人乗りで来たので彼女は疲れてしまっている状態。運悪く雨も降ってきて秋とは言え気温が下がってきてこのままでは危ない・・・。
イメージできたでしょうか。大阪でいえば、箕面、高槻、奈良あたりの山道を想像してみてください。
そんなときに困り果てた中でスマホを取り出してグーグル検索、「バイク修理」で出てきたページにクリックトゥコールで状況説明したらすぐに「大丈夫です!今からその場所に行きますので安心してください、バイクも車載せますよ!」
そんなシチュエーションだそうです。
話によれば、トラックで駆け付けた時には正に「スーパーマン」扱いになってて、こっちは当然仕事だしお金もちゃんともらうんだけど、田舎の山道とか彼女さんいたりとかで困り果てて電話来たから来ましたくらいの普通に行くんですけど、「助かった!」とかもう神様仏様くらいに振舞われるとお金以上にやっぱりやりがいとか感じるらしく。
そりゃ夜バイク故障したら大変ですし、そういう場合の主張修理だし、そんな夜道で修理できないからいったんお店に運ぶけど、依頼者さんは駅とか近くなら家まで送るし寒ければコーヒーくらい持っていくし、だそうで、やっぱりこういう「人から心から感謝される」っていうのはやりがいで仕事を続けられる理由なんじゃないかと。
こんな話を聞けるのが楽しいですし、こんな知られていないやりがいを広く伝えることができることも自分の仕事のやりがいです。