文武両道=文事と武事、学芸と武芸、その両道に努め、優れていることを指す語。 求道的な評価にも用いられる言葉ですが、学問も頑張るし部活も頑張るのような言葉に多少置き換わって高校野球や高校サッカーの言葉でも出てきます。
武芸や武道に取り組むことの効用は、体を鍛えることにより精神を高めることができることにあって、逆境を跳ね返す、鍛錬をもって自己を高める、チャレンジを行うなどは武芸や武道にスポーツで身につくのですが、逆の立場でいえば学生のうちに武芸や武道、スポーツしないと自分を追い込む時期があるのか?ないのか?と思ったりもします。
部活もやる、勉強もやる、と決めて頑張る人はたくさんいますし、それが当たり前だしやると決めた以上やるというのが自分の根本から生まれる力、元からでる気なので元気というのではないかと感じています。仕事なんかでも自分の限界を決めずに目の前の必要なスキルや能力に向かって努力を重ねて繰り返しチャレンジしていくと、自分が明確な何者なのかはわからなくなってくるようなことはあるんですが、目の前の課題に対して新しい領域でもしっかりと対応して成果を創ることができるという能力が長けてくるように重います。野球の大谷選手のように、野球の根本は4番でピッチャー走って打って投げて何でもできる人が小学校でもいたと思いますし、徐々に打撃だけとか変わっていくのですが仕事でも一緒でできる人は全部できるのが当たり前という発想は結構あります。
今は40代になってしまったのですけど、20代はほんと深く考えずに「目の前のすべての仕事に全力投球」しかしてなかったのでこれが基礎体力と基礎能力の飛躍にずいぶん役に立っています、何でも好んでやるとやっぱりその経験は必ず活きますし、未熟なうちから選り好みした場合には能力も経験も信頼も先細りするなあ、とそんな話を20代にしたりして「文武両道」の大切さを教育しています。心技体と同じように、何かに秀でることは素晴らしいがビジネスで戦う以上技術バカよりも、ビジネス全てに長けているほうが有利です。これからも「文武両道」で頑張ります。