■ ミュシャ 「夢想」
ウィキではアルフォンス・ミュシャはグラフィックデザイナーになっているのが妙に面白いんですが、超有名なミュシャ。
漫画でも知らずに影響を受けているような作品もよく見ます、ちなみにアルフォンス・ミュシャさんは100年以上前のグラフィックデザイナー、ためしに書いた作品が大ヒットして超売れっ子になったりしてるんですが、当時にはイラストレータもない中でよくこんなすごい作品かけたな、がほんとに本音です。
青の下地に赤を塗って、補色の背景の緑色から浮き上がらせつつ色数は抑える画面設計は、まさにグラフィックデザイナーだし、描いてないところの手数の抜き方が工期を守るプロの技・・・
緑や青の絵の画がふんだんに使え、色相環によるコントロールをしてるのも近代以降の科学的背景感じる pic.twitter.com/KPDzccsDdi— 若里 Wakasato (@wakasatominori) June 4, 2017
100年以上前から納期意識は変わらない、そして手数を抑え方も心得ている作品を多く世に出しており、ゴッホのように死してから評価が上がるような方でもないんです。
今ずっと閉まっている南森町のモスにもミュシャがかかっていて、夢想もあっておしゃれだねえと思ってましたけど、おしゃれかつプロ仕事の様相が多々あります、物事は何でもメリハリがあるわけで手抜き推奨ではないですがポイントを抑えるとか、全部をポイントにすると見る側の印象が悪くなるとか、参考になることだらけです。
100年前の作品でも感性や人間は変わらないんです、ここに深い学びがあります。