PDCAサイクルと比較されて最近よく聞く、「OODAループ」。
OODAループとは、観察する(observe)・確認する/方向づける(orient)・決定する(decide)・行動する(act)のプロセスの頭文字を取っています。
もともと航空戦に挑むパイロットの戦術として取り入れられたそうですが、行動範囲が広域にわたる航空戦では現場の動き全てを上官が把握しそして管理し、その指示に従うものではありません。上官の意思を待っていては戦場で敗北してしまうことでしょうし、刻一刻と変化する現場では不可能です。そのような状況下でパイロット1人ひとりが今の現場を把握し、自ら判断行動することを可能にしないといけない、わけです。
その流れを一定の規則化したのが「OODAループ」です。
状況が刻一刻と変化する、そんな状況はWebの仕事ではよくありますし、webサービスを行っていると顧客側の事情変化や自社で用意したサーバ上でのトラブルやプログラムのバグなど発生することは起きうることなので、こういった場合に圧倒的なスピード感が必要な理由です。
特に対面する顧客交渉の場合には正にこの圧倒的なスピード感、OODAループ必要だなと感じていますし、トラブル発生時にはこのOODAループでの発想を共有しておくことも重大です。
コストは無視していったん原状回復を行う、その際のコストは気にしない、などの一定の規則です。PDCAサイクルの現状が崩れてしまった場合、今のパンデミック状況も同じくですが、こうなった場合には呑気な3か年ん経営計画のPDCA言ってる場合じゃない、じゃどうする?みたいな部分、会社がまだ元気なうちに最低限度想定しておくことは有益に感じます。
環境変化に強いOODAループ、という発想。経営なんてOODAループばかりのような、親和感を感じたのでまとめてみました。