上司はいつも上機嫌にしてるほうがいいというのは当たっていると思いますが、いつも上機嫌なのは元々そういう性格とか全くそんなことはありません。
上司してると不機嫌になりそうなことは多々ありますけど、不機嫌をそのまま不機嫌にするのもナンセンスですしまあ上機嫌にいたほうが、関係性とか報告とかマネジメントもまあうまくいくので意識的に上機嫌のほうがいいというのはいいんです。あと、社員でも不機嫌あらわにする社員もいましたが、チームの生産性を大きく下げるものです。
ため息に何かものにあたったり、扉を音が鳴るように閉めたり、などのわかりやすいリアクションをして自分は不機嫌であるアピールを行うのですが、まああれは恥ずかしかったりしますし、感情をすべて表に出すのは犬猫獣と一緒という感じに思うほうがいいので、不機嫌な時には自分で機嫌を取る方法をしっかり若いうちから身につけておきたいものです。
まあここまでは戦略的上機嫌論とかいう原理原則かもしれないのですが、ちなみにこういった戦略的上機嫌論をし過ぎるとよからぬ方向に行く場合があります。
特にビジネス経験が浅いスタッフなどでいえば、いつもニコニコしてるので怒られない、という勘違いのほうに向きやすいのです。そんなビジネス経験浅い社員だから顧客満足度も低いし能力も意欲も課題だらけ、かつ、戦略的上機嫌論まで勘違いしたりするのでまあまあ心外だったりします。さらに悪いことには「社長はストレスなさそうな仕事ばかりしていいよね、もっと手伝ってほしい」と180度くらい誤った方向に進み始めたりもします。若さと無謀さは素敵です、まあ徐々に改善されていくので仕方ない部分もあるんですが。
そういうわけで、戦略的愚痴としてそういう社員にたまに愚痴をこぼすようにしないといけなかったりします。戦略的愚痴と戦略的上機嫌論は表裏一体です。目の前では元気でストレスなさそうにしているとあかんのですね、戦略的愚痴というのはいろいろありますが、聞くだけで面倒な感じの話を多々するわけでこのブログでも書いているような、経理、労務、法務、財務、テレワーク、顧客対応、退職社員などの愚痴です
・社員宛に税金滞納の通知が役所から届いての対応とか
・営業不備があって最後の最後に値引き交渉しないといけない話とか
・成果出せない社員への宣告通知の話とか
・なぜかECサイトなのにカード決済をテストのままで放置してて、入金されずに購入されていた案件のクレーム対応とか
・案件引継1週間で「担当者頼りないから変えてほしい」と取引先社長から電話があった話とか
・テレワーク希望です、と、入社早々に言ってくる生産性低い社員の対応とか
書いてますがどの企業でも当然あるもので成長に伴う成長痛なのですけど、誰が聞いても「なんじゃこりゃ」と思いますし、その対応も「だるえもん」状態のものです。「たすけてー何か出してよ、だるえもーん」とか言いながら業務なのでするのですが、だるえもんに頼りたいです。そんな愚痴を戦略的愚痴積極的に言っていかないと勘違いするんでいけない、と思います。