最近はマラソン大会が大きいもの軒並み中止で寂しい限りですがランナーニュース。
ロンドンオリンピックで、グアテマラの銀メダリスト、 エリックバロンド選手、という選手がいます。
男子20キロ競歩の銀メダルリスト、だそうですが、メダルとったあとこんなことを言いました。
「このメダルが子供たちに夢を与え、子供たちが銃や武器を持つ代わりにシューズをもってくれればいい。そうすれば自分は世界一の幸せ者だ」と。
自分の自己実現のために走るもの、自国の子供たちに夢を与えるもの、アスリートのような子供たちに影響が強い人たちはやっぱり後者であってほしいと思います。自分が走ることで子供たちの夢や未来と、健全な成長を実現したい、エリックバロンドさん素晴らしいですし、大人になるとそんな子供に少しでも未来に明るくなるようなことに魅力を感じるものです。
この話にちょっと近いのですが、ビジョンとミッションの話です。(伝聞なので細かい部分はあってないかも)
2011年になでしこジャパンが女子サッカーのワールドカップで優勝したのですがそのときの話。あの大会参加した年の3月、東北大震災で震災と津波と原発で日本は本当に大変な時期を迎えていましたが、予定通り大会は開催されて日本は前評判以上に戦いぶりもよく勝ち進みました。この大会前にミーティングで監督が全選手と話したのはこういう内容だそうです。
「大会始まる以上優勝したくない人はいないはず。ただ優勝したらどうなるのか?みんなの意見をききたい、と監督がみんなにきいたところ、意見を聞くと女子サッカーが盛り上がる、日本の知名度があがる、賞与があるなどみんなばらばらでした。とある一人が震災で大変な日本のみんなを元気にしたい、と言ったのですが、その部分に監督は、元気にするなら優勝しかないと思う、優勝したらすごいな日本、私たちも頑張ろうとテレビでもニュースが広がるはずだと。日本のみんなを元気にするなら優勝しかないんだ、と」
これはビジョン=日本のみんなを元気にしたい、ミッション=優勝すること、と一本筋が通りチームがまとまったという話です。
オリンピックは来年できるのか、いろいろ感じるのですが、スポーツを通じて誰かのために戦える人やチームは絶対に強いです。
前の五輪でも水泳競泳で「北島康介さんのために手ぶらで帰すわけにはいかない」と奮起した話のように。
私なんかも司法試験失敗したと言う苦い経験があるから、「論文採用」、和歌山という田舎もんだから地域のことを書いたり、従業員に顧客持ち逃げされる苦い経験あるから頻繁に話してるのも、そういう同じ痛みを感じた人などが何かを感じて欲しいという淡い期待があるからです。人間明日に希望や夢がないと生きるにはしんどいけど、「あんな奴でもやれるならおれでも」と思える気持ちや情熱は結構タイミング次第ですぐに膨らむものですから。エリックバロンド選手が素晴らしいと思うのは周囲に夢や希望を与えているからであって、自分も経営しながらそうありたいと思ってますがまだまだなので、そういう部分です。
大阪城天守閣周辺ランしたら人がやっぱり少ない。
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