■ まんがで読破 マキャベリの君主論
最近再び読んだマキャベリ、チェーザレボルシアですがやっぱり面白い。
統治や支配など語る話はあるものの、結局誰もがほとんど当事者になったことがないんです、このマキャベリもそうですが。当事者でない人が責任ない状態からああでもない、こうでもないというのが学者やただの批評家なのですけど、マキャベリの君主論は参考になるモデルを見た後で記載しているのがまた面白いところ。
最近上場されたとある企業経営者さんの話ですが、取材とかで「自分を1文字で表すと何ですか?」と聞かれたところ、その経営者さんは「狂」と書いた言う話。何でですかと聞くと、いわゆる本田宗一郎さんとか松下幸之助さんなどの誰もが知っている経営者さんになると、凡人が見ても聞いてもどうも分からない境地があって、とりつかれたように狂っている状態がある、だからだ、と。
10年くらい前の話なのでそのときには「そうですか~」だったのですが、今ならしっくりきます。病気かなと思うくらいパラノイアっぽいような熱狂や狂人になるような場合が多くあるからこそ無謀にチャンレジ出来るし這い上がってくる力があるのだと。自分では「狂」までいかないですが、どう見ても自分の判断が正しく突き通すときあると「狂」っぽくもなります。
君主論にはこんな話は書いていませんが、凡人には分からない項目は多々あるんだろうと。