最近読んだ本の中から気になる言葉を1つ。
不動産業界と聞くと「魑魅魍魎(ちみもうりょう)」だったりとか、「生き馬の目を抜く」ようなというイメージがあるかもしれません。周りの社長さんはそのような方ではないのですが、映画であったりテレビなどでトラブルになった際に出てくるキャラクターの方は、結構お金絡みや不動産絡みだったりします。あくまで一般的な、夜やっているミステリーのドラマなどの話の中ではですが。
ただ一般の人にとっては額が非常に大きいものなので、一生に一回の買い物といわれるようなものですし、そのためトラブルになると事件が起きるようなこともその額の大きさ上やむを得ないかもしれません。そんな不動産に関する本を読んだのですが、なかなか違う分野なのに非常にわかりやすく、理解しやすい本でよかったことと、最後のあとがきが心に残りました。
任意売却に関して書かれた「プロが教える任意売却の進め方」という本なのですが、この作者の株式会社レフォルマ伊藤社長があとがき部分にあった、
「私や弊社の専門スタッフが持つ人の役に立ちたいという純粋な思いは必ずや依頼人であるお客様にも通じ、信頼を勝ち得た上で任意売却を成功させることができ、ひいては弊社のビジネスとしても成り立つのではないかと・・・。」
「生き馬の目を抜くような不動産業界でそんな青臭い考え方では生き残れないぞ。という言葉もいただきますが、そのような業界だからこそ、自分の仕事や会社に誇りをもてる人材が必要だと思いますし、また心を持った方々が増えることによって業界全体もよりよい方向に変わる・・」
青臭いことばかりもだめですが、青臭いことがないと想いを持って動けないと思いますし、長く続かないと思います。
団信かけてマンションローンを自殺で返す話を聞くと、心から思います。不動産業界の縁の下の力持ちとして活躍を期待してます。