誰かに言われてなるほど、と思ってから拍手する機会にはなるべく大きく長く拍手したほうがいいなと思うようになったのですが、最近も同じ話をきいたので有名な話なのかなと思ったら高倉健さんが出てきました。高倉健さんがいった言葉でもあるようで。
「拍手されるより拍手した方が心が豊かになる」
拍手する相手がいるという前提ですが、大きな功績をあげたのか、大きな賞をもらったのか、素晴らしい発表だったのか、長い間の努力を賞賛されたのか、小学校などでは1回も休まない皆勤賞でも表彰されますので長く継続できることも価値だと思うのです。そして、拍手するときも100人のうち1人であったとしても1人の賞賛として届くようにと思うのがいいのだと思います。今の仕事でも顧客サイトなど想いを代弁して言霊を作るのですが、1000人に届くだけよりも1人の心にまで響けばそれでいい、そんな発想は強くあります。
結果としてどうなのかは別に置いておいて、今の全てをしっかりと表現すれば成功だと考えますし、拍手して賞賛を送れば送るほど「自分も一生懸命頑張ろう」という気持ちにもなれます、オリンピックなどでは優勝候補が決勝で負けて悔しい思いをしてメダルを取ったり、優勝者に賞賛をしないケースが時々ありますが、やっぱりスポーツマンシップではないと思います。
仕事でも素晴らしい仕事をした人や会社には当然拍手を、拍手しているうちに「自分もそういった高みにたどりつきたい」気持ちになるので、切磋琢磨してさらにいい循環が生まれていく。仕事なんかでもその結果として報酬もやりがいも生じてきますので、仕事のやりがいが生じれば賞賛も生まれ報酬にも返って来てさらに一緒に働くメンバーにいい影響を与え、価値をもらうだけの評価もさらについてくる、そんな気がします。