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コロナショック・サバイバル~日本経済復興計画

「コロナ危機のいま、「空気を読み、人望がある」社長ほど会社を潰す!」
を読んでさすが冨山さんのコメントは鋭く適切で確かな指摘だと感じていた矢先に、なんと書籍が出てました。速攻キンドルで読んだのですが、とりあえず10冊買って会社図書に寄贈、リモートでない社員には渡して読んでもらっています。

修羅場の経営者に求められる8つの要諦
「(1)最悪想定力、(2)露悪力、(3)キャッシュ・イズ・キング力、(4)「トリアージ」型経営力、(5)独裁力、孤独力、(6)(米国のドラマ「スーツ」の)ハーヴィ・スペクター力、(7)(お金には二種類あることを分かっている)ファイナンス理解力、(8)空気無視力、鈍感力」

冨山さんの「コロナショック・サバイバル~日本経済復興計画」、コロナ関係の著書でスピード早い。これは経営者必見です、また経営者がどれだけリスクを抱えるのか、思考しないといけないことが多いのか、過去に学ぶべきなのかなど本当に学びが多く、我が意を得たりに近い部分多々あります。

事実で言えば、最近エンジャパンさんまでもが先行き不明のため決算予想を出してませんでしたが、500億売上で100億利益の盛和塾冊子にも掲載されていた越智さん率いる超がつく優良企業までもが決算予想が不明。採用求人媒体なんて薄っぺらくなっていて、このままいけば採用カット、紹介なんかも波が来るでしょうし、次に派遣が契約期間終わった瞬間にカット、になるのではと推測できるのではたから思うと怖すぎます。

最近の事実だけ挙げると
・GDPが4月~6月で21%とか25%下落とか日経で発表
これって、去年の5分の1、4分の1下がる。月間50兆が40兆、売上1億が8000万、給料400万なら320万。という破壊力。
・コロナは最低1年、(日本電産永守さん)、GMO熊谷さん2年。10年に1度の大掃除。と思うべし。
・東日本大震災は経済損失約20兆 コロナはそれ以上。
・鳥貴族は4月昨年対比3.7%。37%でなく、3.7%。
・マクド・モス・吉野家は増加。テイクアウトやウーバーイーツの上昇など。
経営しながら事実だけあげてみて、怖さしか感じれないですし、無収入寿命どれだけなかを考えても財務の安全性が3ヶ月でも6ヶ月でも12ヶ月でも不安が募ります。リクルートさんが緊急で5000億融資の記事出てましたし、トヨタも緊急融資だということで。通常企業が融資うけない理由がないのです。

そんな事実環境の中で、冨山さんの「コロナショック・サバイバル」。
リーマンショックを超える経済危機は、3つの時間軸で襲ってくる~
第1波 日本のGDPの7割を占めるローカル産業(飲食、小売、エンタメ等)の壊滅
第2波 自動車、電機など グローバル型大企業へ波及
第3波 金融危機の発生

最も近いポジションで感じるのは「最悪を想定」すること、に関してです。自分が死んだ後にどうすべきなのか、というようなことをしっかり考慮すること、判断を決めておくこと。
さらにこの状況下では、悪い情報を恐れず、短期のPLよりキャッシュを重視しつつ、「何を残し何を削るか、トリアージ」が判断基準が難しいところなので苦労する箇所です。
他には、・トップダウンで情報発信、即断即決
・道徳的な手段を選ぶな (・みたいものをみない ・人望を気にしない ・衆知を無視する ・情理に流されない) なども含めて学びが深い。単純な評価で言えば、コンサル系・広告とか予算削減される時代になってきているので余剰に注ぎ込むような形は事業的に厳しいのかなというのは時代の流れにあります。流れに反して逆を張ることもできますし経営は深いのですが大きな流れとして正しい流れ。

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自己紹介

趣味はマラソン、サッカー。よく走り、よく蹴り、よく学び、よく仕事し、よく経営する。

常に明るく前向きに、夢を希望を抱いた経営を。

勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間の大切な徳。徳である限りこれを積むには不断の努力がいる。

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