経営者と飢餓感
やりたいことができないので会社を辞める、というサラリーマンが多いと先輩経営者に聞いた。
クレアネットに面接に来る方の話を聞いていると、景気の影響で会社都合で業務が終了になるので、と言う話であったり、ある事業に取り組みたいとは思っているが、なかなか許されないというな話も聞きます、同情したくなるケースもあるものの、詳細を聞けば本人の努力不足や改善不足の場合もある。
会社と自分のベクトルが異なれば、まずは自己を置いておき組織を勝たせたうえで自己の軌道修正を図るのがビジネスで最も大事だと思うが、正しい意見を最もな風に言う場合に限って、その意見を実現させようと行動に移してないのではないか、と思えることが多いです。
品評や課題を明確、浮き彫りにしてそれで現状把握と考えるのではなく肝心なことは「次の一手を打つ」ことであり、
正しい意見、最もな意見を的確に述べれば述べるほど行動とは結びつかないことのほうが多いように感じる。
経営者としては正しい方向へ舵取りが最も必要であり、その舵取りの後船体を進める必要がある。
方向性のぶれについて話す前に、まずは進まないといけない。進まないことには後は退化しかない、泳ぎ続けるマグロやカツオのようなものである。
経営者にとって飢餓感がなければ行動の意欲も持ち得ない、「もっとこうあるべきだ、会社の視点からすればこのようにあるべきだ」高い理想論があって、ようやく現実の行動に落とし込まれていくプロセスの中で、まずは行動あるのみ。
スポーツでもサッカーでも饒舌な選手は見たことがない、優秀なプレーヤーは全て勝利のために自己ができることを明確にして、チームのために戦い続ける、その行動だけが目立っていたように思う。そんなチームにしていきたいと思う。