出藍の誉れ=弟子が師匠よりも偉くなる意味、とんびが鷹を産むニュアンスの話です。
前にサッカー採用というトピックスで大阪産業創造館のビープラッツで記事組むので取材受けたのですが、そのときにもふっと出た言葉です。確か社員さんやスタッフさんに何を期待しますか?というような話を聞かれてふと出てきたのですが、正にこの言葉です。自分なんかは紆余曲折していろんな失敗をしていますし、回り道や遠回りもいっぱいしてきてしまって今に至っています。そんな自分などを早く越えるくらいになってほしいというのが本音で、親になれば子の成長を嬉しく思うのと同じようにスタッフには自分の考えや技術や思考などをどんどん追い越してほしいと思うわけです。
サッカーでもスポーツでも陸上でも新しい記録や素晴らしいプレーがどんどん生まれてきていますし、「こんなの出来るの!?」というようなパフォーマンスもそうです。未来に向けて何もかもが進化してよりよい社会になろうとしてるのだから、仕事においても自分の通ってきた道などトコトコ着いてくるだけでなく追い抜いて走って言って欲しいと思うのです。
自分にできることを部下に求めるだけなら自分の子分ばかりになり組織は強くなりません、自分にできないことを部下に求めて成長させることが上司の役割、と前にとある社長から聞きました。これは本当に納得ですし部下育成や人材育成には絶対に必要な言葉です、正に出藍の誉れです。時には厳しい叱責もあれば顧客からの大きな期待を受け戸惑うことも全て試練を乗り越えて成長を重ねるために必要なことであるので、そのような環境を作ることこそが優れた上司だと感じるのです。
自分はサッカーでJリーグにも行ってませんし、フットサルでも関西リーグにも参戦してませんが、そのような機会があるスタッフがいれば全力で応援します。
人のいいところを伸ばし、過ちがあれば正すこと、部下の行動を改善せずネグレクトもまた「出藍の誉れ」ではないのだと思います。
■ 原石を探り当てる「サッカー好き採用」
https://bplatz.sansokan.jp/archives/11717