■ 楽天IR戦記 「株を買ってもらえる会社」のつくり方
楽天のイメージがより深くなりました、楽天などのように公開会社、上場会社は大切な外部株主のお金を預かって業務に取り組んでいるのだから当然外部的にも厳しくあるべきです、完全自己資本とはまずここが最も異なる部分ですが、その中でもIR情報は四半期ごとに出すに当たって三木谷社長チェックが当日の発表1時間前に修正依頼が来るというエピソードを読んで、強く反省しました。
ここが違うんです。
当然担当も修正指示が入るのか準備態勢や心構えが異なりますし、そのスピード感があるからこそチャンスをつかみ今の成長した組織が出来上がってるんだろうと。
勤め人のときに社内のチェックがハードだったのを思い出しましたが、当日修正も当然あるべき、それが株主の期待に応えることにも繋がるのだ、という認識は強く大事です。そしてそのIR担当が一人で悪戦苦闘していたというのも驚きとゆっくりまったりしている会社とこのへんも違うんです。IRは「株を買ってもらうためには」発想なのがすごく好感もてました、仲良くとかよりも金を使い株を買ってくれることは結果信頼を勝ち取っているわけなので。
自社の株を買いたい、と思わせるためには何をすべきか、視点で読んでいたのでこれはまたすごく面白い内容でしたし、TBS買収などの話しあたりの行動やその理由なども理解が深まるわけでその意味でも面白い書籍。