プロ野球、高津監督です。
わが母校は20年前に甲子園に出場して以来、和歌山は智弁和歌山がいつも強いのですが、そんな野球好きには実に楽しく面白い本でした。ヤクルトの野球なので野村監督の薫陶を受けている高津監督ですが、野球の深さや頭の使い方など、その理解や方法がこの本を読んだだけで理解できます。野球道は仕事道にも繋がるので仕事に関しても実に深くいろんな悩みは共有できるものだと感じます、例えば高卒の新人が一軍に上がるタイミングと活躍する年齢はどのくらいかの話などは正に参考になります。
和歌山県橋本市出身の筒香選手もメジャー挑戦ですが、筒香選手も高卒一年目のルーキーでは一軍でそんなに活躍していませんので、育て方や育成方法には客観的な道があるわけで、松井選手とか清原選手のようなスター選手はまたちょっと違うのであまり参考になりずらく、イチロー選手も入団一年目は活躍していません。そんなものです。じゃ2年目、3年目、4年目、どのあたりで花開くかというのも参考になるわけで、ほぼ3年目から5年目には何かしらの結果が出てきています、これも実に参考になります。
会社員なんかもこのへんは結構参考になるわけで、入社3年目、4年目くらいになるとさすがにやり方や勝手もわかってくるのと、期待されている役割や仕事だったりチームとしての方向性も肌で感じて率先垂範出来るようなものになってきています、3年は小学生が卒業して高校生になるくらい、中学生が卒業して大学生や就職をするくらい、3年あればさすがに成長もします。本を読んで阪神矢野監督も二軍から一軍ですし、ガンバの宮本監督もU23から監督になってるように、この流れで作ったチームをそのまま昇格されるのはいい流れだと、これも発見。
わかったことは野村監督は偉大、ヤクルト来期楽しみ、です。