ご商売は一寸先は闇、地獄です。
偉大な先輩や立派な経営者さんにお会いする機会が増えてきました、やはり環境と言うのは実に大事でそのような場に行くと自分の身も心も引き締まりますし改めて「まだまだ未熟だ」という反省の機会も得られます。そんな中で偉大な経営者さん、特に一代で創り上げた経営者さん同士は共感を抱き年代とか業種とか関係なく仲良く協力し合う関係ができあがるように思います。
勝てれば天国負ければ地獄、という本当に厳しいご商売の世界で長年傷つきながらも生きて勝ち上がってきたわけなので多かれ少なかれ何か同じような境遇や経験を同じくしているわけで、共感するんだと思うわけです。私程度の小僧でも10年経営すると同じく10年やってきた人にお会いすると「10年、紆余曲折ですわ」「ほんまですね」で言葉なくても理解しあえるような、そんなものはあります。
これ多少の生存者バイアスになるのですが、生存者バイアスとは、何らかのプロセスを「生き残った」人々や事物だけに意識が向けられ、生き残れなかった人々のことを見落としてしまう、視野の狭さによって生じる論理的思考のミス、です。
ツイッターで新社会人へのアドバイスが流れる度に、第二次世界大戦で米軍が集計した飛行機の被弾データの図を思い出す。
このデータは全て「生還した機」のデータで、墜落した機はデータに残らないっていうもの。
本当にやばいのはアドバイスも残らないので、皆さん気を付けてくださいね。 pic.twitter.com/boounaL6Yr— 鰐軍曹 (@WANIGUNNSOU) April 4, 2018
生存者バイアスと戦闘機の有名なお話です。
縁あってあきんど塾同友会での活動の奉仕活動を行っていますが、こういった会に来れる時点で会社は安定してる方しかこれません。会社が火の車になっている状態でのんきに奉仕活動できる余裕消えるので、当然参加されなくなります、当たり前です。だからこそ、活動に参加できるだけで恵まれている、奉仕活動はご奉公でありボランティアでもある、とも思えるのです、多少の余裕ないと無理です。
同窓会なんかでも「来れてお会いできただけで幸せ」と還暦過ぎの同窓会ではみんな言うらしくわかります、病気に家庭のこと、仕事のことなど優先すればのんきに同窓会行けません。これも生存者バイアスであきんど塾同友会にそもそも来れない人の声は聞こえないんです、だからこそ、声を発せない人の声を聞こうとする姿勢、これは大事だと。会社だとクレームを言わない人の声こそが最も大事。