ナンバーかと思うような、叙述的な文章。
先週アイルランド戦で話題を呼んだThe GuardianのAndy Bull記者が、昨日の南アフリカ戦後に執筆された記事です。前回にも増して美しく力強くかったので、予定になかったのですが、また訳してしまいました。お時間ございましたら、ぜひご一読頂ければ幸いです。#JPNvsRSA #RugbyWorldCup #RWC2019
— Taiga (@ynwataiga) October 20, 2019
②そしてその理由は、日本で開催されたからというだけではなく、ほとんどがアマチュアプレイヤーで構成される彼らのチームが、勇敢さと、機転と創造性を持って、このスポーツを盛り上げたからだ。
— Taiga (@ynwataiga) October 20, 2019
④66分に点差を18点に拡げる決定的なトライを決められ、残り時間は14分。試合は終わったかのように見えたが、不屈の主将マイケルリーチは選手をポールの真下に集め円陣を組み、気合を入れ直した。その後彼らは、トライ目前まで南アフリカを攻め立てた。
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⑥「この試合最後の5分間が、我々がどんなチームかを示した」監督のジョセフは言った。「何度でも立ち上がるチームだ」と。
何度でも立ち上がらなければならなかった。それだけ倒されたのだから。身体的には互角ではなかった。スタメンの体重差は67kg、南アフリカのゲームプランは残忍だった。
— Taiga (@ynwataiga) October 20, 2019
⑦ディフェンスは綻びなく硬く、ピッチ中盤はラッシュアワーの新宿駅よりも混雑していた。タックルが成立したあとの密集地帯でのボールの奪い合いは、この国の通勤電車のようにひしめき合っていた。南アフリカは時間も空間も支配し、日本を抑圧したと、試合後にジョセフ監督は語った。
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⑧ペナルティーキックを得た瞬間、日本の観客はその日一番の歓声をあげた。反対に彼らが静まった際には、会場に詰めかけた大勢のアイルランド人たちが代わりに、日本のために喉を枯らした。前の試合で、日本に敗れた国のラグビーファンたちが。彼らは叫び声をあげ、絶え間なく日本を応援した。
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⑩唯一のプロチームのサンウルヴスは2020年のシーズンを持ってスーパーラグビーから除外される。日本がこれからも継続的に強豪国と試合を組める保証はどこにもない。日本でのW杯が終わったら、他国がW杯前同様にわざわざ日本へ試合をしに来るとは考えにくい。
— Taiga (@ynwataiga) October 20, 2019
(12)日本は28年前の1991年、ジンバブエ相手にW杯初勝利をあげた。だが今の日本には、当時とは比べものにならないほど、自身の可能性を信じる若い選手たちがいる。必要なのはそれを証明する機会だ。
日本は、ラグビーから逃げなかった。
そしてラグビーも、日本から逃げることはできない。
終
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以下、原文へのリンクです。今回は試合展開などへの詳細な描写が前回以上にありましたが、そこは削ってあります。よって完全な全文訳ではありませんので、よろしくお願いします。https://t.co/D5nhDr2Zcm
— Taiga (@ynwataiga) October 20, 2019
スポーツが感動を生む理由は、勝てないだろうと思われたチームが勝ちあがる奇跡や、その過程があるから。
夢があって可能性があるから。
サッカーも昔なんてワールドカップにいけるような時代ではなかったわけで、オリンピックもワールドカップも本線出場なんて出来なかった時代が80年代でした。
ダイヤモンドサッカーやサッカーマガジン月間号、くらいしかなかった時代、ジュビロ監督だった名波がまだオリンピック世代の選手だった時代、清水商だった時代くらいなんて今のラグビーよりももっともっと暗黒の時代だったのを覚えている分、可能性や未来は一気に広くなりましたが、これも先達のおかげでもあります。
サッカーと同じくラグビーもこれから強くなるでしょうし、同じようなチームつくりで言うと会社と言うチームでも可能性や夢が同じようにあります。
もっともっといける、もっと顧客満足にいたるサービスを、その追及はまだまだ先です。