知り合い、までもいかないのですが、とある北浜の商社さんが破産という話を聞きました。
破産情報に掲載されていて、民事再生になるのか会社更生なのか破産なのかなどはわかりませんが、「事業を停止し、破産手続きを弁護士に依頼」なので破産なのでしょう。
『海外メーカーと国内代理店契約を結び、機器輸入販売を手掛けていた。アフターサービスから部品の供給までを手掛ける体制を整備、販路を築いていた。
しかし売上が減収し、機械の納品から検収、試運転後の資金回収となるため、先行資金負担の発生から借入金に依存した運営が続いていた。代表者の体調不良もあり・・』
かなり編集しましたが大きくこのような内容です、最後は意地でもやり遂げるのが経営者と言いたいですが、病気・怪我・手術などの体調不良は降ってわいてきますし、この部分で会社をたたんだり事業を手放す話もちらほら聞きますので胸が痛くなります。輸入販売商社だとこの資金繰り部分がすごく怖い部分で、仕入れに関しては海外メーカーは強気に前金全額現金要求しますし、支払回収は手形などになってくると綱渡りのキャッシュフローにならざるを得ません。
売上5000万ならまだしも、売上5億になると売掛金だけで10億、15億などの世界になってきます。
「単純にネットショップだと、仕入れは現金仕入れ、販売があって売れてもカード支払だと翌月とかになってくるので、月商の3倍の現預金が必要」
みたいなこと聞きますが、12億で月商1億だと3億円ないと回りません。36億だと9億円の現預金、です。銀行のお付き合い方法はあるんですが、9億を銀行以外から持ってくる方法は正直知りません。
なので36億の売上が急に24億とかになると、息が途切れそうな気持ち、痛いほどわかります。
このような話を聞くと明日は我が身。他人事でないので日々キャッシュを意識して一寸先は闇、経営に精進です。