重版出来11巻出てました。
密木わかがベタを塗るシーンできゅっと髪をくくるという場面がありましたが、そうなんですこの仕事への尊重は本当に気の利く子はこういうのがわかってるんです。
サッカー選手はサッカーグランドで花火は絶対しないと思うのですが、グランドは勝負の神聖な場という意味で敬意を払うべきと知っていますし、どんな仕事でも仕事道具にはこだわりがあるしその職場やモノ・ツールにはその仕事のこだわりがすごくあったりするのが普通です。こういった仕事への尊敬が実にたくさんあります。
話は変わって制作ディレクターのときには、どんな形であれ営業が受注した案件に関しては最高のクオリティと納期厳守は必達と思ってました。そうでないと苦労して営業が提案を行い信頼された財産を食いつぶすことになる、という誰も幸せにならない、と自覚していましたので。
ちゃんと仕事するのは当然自分のためでしょうが、誰かのために頑張るのも仕事の価値です。
大欲は無欲に似たり、とは大きな希望を抱く者は、小さな利益など問題にしないから、無欲に見えるということ。また、欲の深い者は、欲のために目がくらんで失敗しがちで、結局は無欲の人と同じ結果になる、ということのたとえ。経営を動かすのは欲望です、この欲望をしっかり見つめることが何よりも大事です。
欲望を無くすこと、これは生きていく以上難しいことです。また、反対に欲望のままに生きれば犬や猫など動物と変わりません。
欲望をしっかり見つめながらも、
・私欲(自分だけの欲望、美味しいもの食べたいとか、車が欲しいとか)
・事業欲(事業でうまく行っていきたい)
などの視点から上の視点の大きな欲を持てるように意識すべき。これが『大欲』 です。私欲や事業欲は当然ありますが、もっと大きな欲=大欲、が大事です。
サービスや品質を向上 ← 取引が増える ← いい会社になる ← お客さんも従業員も満足
新しい価値を提供する ← 取引が増える ← いい会社になる ← お客さんも従業員も満足
顧客満足を徹底する ← 取引が増える ← いい会社になる ← お客さんも従業員も満足
お客さんも従業員も満足すれば、社会に貢献 = 三方よしの実現になります。
もっともっといい欲を、全ての仕事に敬意を払いながら、そのお客さんのご要望とユーザーニーズと、もちろん会社の利益も考えたうえでの結論を考えないといけない。
サッカーなんかでも他の中学校に試合に出かけた際に、グランドに一礼してから練習に取り組むとか、帰る前にはグランドに一礼する、なんかは中学過程での教育にはすごくよかったと思います。
ブラジル選手なんかはグランドに入るときやゴールの後仕草を行いますが、あれも近いもの。いろんなものに感謝、の行動。ゴールや勝利は神に感謝、家族に感謝、応援してくれる人に感謝、もっと感謝をするために努力を重ねる。