元小学校の校舎を利用したグリーンツーリズム施設、秋津野ガルテン。
雑誌でみたり特集組まれたり、駐車場には大阪とか県外ナンバーのクルマ多かったりと夏休みに始めて行ってみたのですがなかなか流行っていました。昔は上秋津小学校だった校舎をリノベーションして作った場所です。
運営している秋津野さんは地域の方が株主だそうで、バルセロナのソシオのようなもの。地域のみんなが盛り上げている組織だそうです。
いろんな受賞も素晴らしい。
>地域未来牽引企業に選定されました(2017年)
>はばたく中小企業・小規模事業者300社に選定されました(2016年)
>ディスカバー農山漁村の宝に選定される(2015年)
会社と組織構成員、そして地域の方のベクトルが正にそろってます。ベクトルをそろえるとは、考え方を共有していこうなんですが、農業で成り立つ秋津の人たちのベクトルが同じ方向に向いているわけです。
ベクトルあわせは考え方あわせなんですが、人間として考え行動していくための、最もベーシックな哲学をともにし、それを座標軸に、各人が持てる個性を存分に発揮していこうというのはクレドやフィロソフィの話。自由な発想と個性の発揮だけでいいでしょうけど、しかし、目的を持った集団(会社)であれば、価値観を共有してはじめて、達成への永続的、集中的な取り組みが可能となるというのは実にわかります。
「できること、できないこと」、「すべきこと、してはいけないこと」を
・明確にしていますか? ・教えていますか? ・みんながわかっていますか?
ほとんどの会社ではこれができていませんですし、クレアネットなんかでも全然です。根本的な行動指針である「ベクトル=企業理念・経営方針」を明確にして伝えてないケースがあります。だからこそベクトルあわせが必要なんです。
一般的には、人間は、個として生まれ、自由に生きているのですから、いろいろな発想をする人があってもいいと思いますし、組織においても、各人が全く自由な発想のもとに行動し、それでいて調和がとれているというのが、最高の姿だと思います。しかし、経験からすれば、これは理想であって、実際のところは力がそろわず、決してうまくいくことはありません。歴史を見ても、勝手な連中が集まって長く栄えた集団はありませんので、集団を構成する、個々の人々の志向が一致していないと、力が分散してしまい、大きな力を発揮し続けることができないからです。そのため、常に集団のベクトルをそろえておく必要があるのです。
代表の玉井さん。
玉井さんの話がこちらにありました、上秋津の歴史と地域の事情など、田辺市民としてすごくわかる話だらけ。
>>> 玉井常貴さん「農村経営者は村の歴史の重みで生まれる」
秋津野ガルテン、ここから上にあがっていくと千光寺さんがあって、そして高尾山に続いていきます。奇絶峡はもうちょっと川沿いを上がったところ。
ちなみに高尾山は小中学生時代は歩いて登山でしたが大人になるとこんなもので登山できます。
昔ながらの山頂の記憶はかわっていません。