※ 写真は「儲ける社長の人事評価ルールのつくり方」より。
これは、「徒然草」にある「仁和寺にある法師」の一節です。
意味は、「何事にもその道の先生や指導者はいてほしいものである。」ということです。人事評価ですが、どのような仕組みでどのようなものがいいのかはよくわからないですし、業種によってもさまざまなのでそれなら先輩経営者や別の会社に聞いてしまおう、という発想は結構あっていると思います、何よりわからない分野や経験が足りない判断を自分で何か考えて決断行動すると、うまくいくこともありますが、予想と違うリアクションに発展した際に回収不能になっていきます。
仕事でも理不尽なことだらけなので、その理不尽なときにどのように解決を図るのかは、先生や指導者に聞くべきだし、少なくとも「先達ならどのように考えてどのように行動するのだろうか」と先達の行動原理原則を読み解いて考えれば自ずから結果も見えてきます。人事評価も仕組みに頼るのもよし、ただ間違いないのは営業が顧客に好かれないことと一緒で上司に好かれないと評価はされない。
元々変に法律を勉強したので正義感だけで物事発想していた若気の至りもあったので、改めて自戒を込めて。
「営業が顧客に好かれないことと一緒で上司に好かれないと評価はされない」。たとえ顧客に明らかな間違いがあっても指摘して訂正させる行動の愚行具合がわからないうちは、やっぱり顧客に向かって毅然とした指摘発言はよくない、営業では「社長に指示指摘することの愚行」を知っているので改めてこの書籍を読んで感じます。
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり。」
私などこればっかり。知らない分野、経験ない分野は全部先達にまず確認、このほうが正解に近づくはず。