さて、日本を応援するか!
そう言えば、311の後で親せきや近所の人たちが集まった時に、撫子ジャパンが優勝した。
暗い岩手でね、あの時はみんな笑顔に戻ったっけな、、、
(2011-07-18)なでしこ、PK戦を制してワールドカップ優勝… pic.twitter.com/Kheb873WLW— kappa (@FPcYOgYHn1MmCzs) 2018年6月19日
サッカーも盛り上がっているのですが、関連して
「なでしこジャパンとビジョン・ミッション」の話です。
サッカーのなでしこジャパンがワールドカップで優勝した試合を覚えていますでしょうか?
優勝したのは2011FIFA女子ワールドカップ、前評判が高くなかったなでしこジャパン、W杯2連覇中のドイツ、強豪スウェーデンを破って進出した決勝で、世界ランク1位の米国をPK戦の末に下し、初優勝を果たしました。
実力で上回るとも見られたサッカー大国を脅威の粘りで打ち負かし、頂点を極められた理由はどこにあるのか?
この説明をしたいと思います。 この大会、なでしこの佐々木監督の目標は「優勝」でした。
大会に出る以上優勝以外ありえない、これが監督の考えだったのですが、各選手は優勝とは考えておらず「ベスト4まで残りたい」など考える選手もいました。
サッカーの試合に出る方ならイメージわかると思いますが、優勝したい気持ちがあっても実力的には厳しいというのは本人がわかっているはずです。自力や実力からすれば日本はまだ優勝できる力は難しい、という事実です。
ただ、そのようなチームの目的が異なる状態で試合をしてもいい結果を残せない、そう考え佐々木監督は「ミッション」と「ビジョン」を打ち出しました。
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ビジョン 震災で大変な日本を元気に
ミッション 優勝することでみんなを元気づける
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2011年6月、日本は震災の影響で大変な時期でした。東北で仮設住宅で大変な人がいる、家族が津波に流された人がいる、福島で原発のため故郷に帰れなくなった方がいる、今サッカーしている間にも困っている人がいる、そんな状況でした。 なでしこジャパンでできること、それはチームが勝つことで、一生懸命なプレーを見せることで少しでも震災で困った人を元気にしたい。
それがビジョンでした。 そして、そのビジョンを達成するための 「ミッション」は大会で優勝することで日本のみんなを元気にする、と決めました。 ビジョンを達成するためのミッションです。
みんなを元気にするために大会で戦うんだ、そして、本当に元気づけるためには、勝利して優勝することが必要なんだ、なでしこジャパンにとってみんなが一致団結して戦う理由が生まれました。
優勝することでどれだけの人に笑顔が生まれたのか。 連日震災のニュースで気持ちが暗くなっていた人々にとって、なでしこジャパンは1つの光になったのです。 なでしこジャパンは、何のために、誰のために戦ったのか。自分だけの想いは小さなものですが、母国のため、故郷のため、世のため人のため、誰かのために戦う気持ちに限界はありません。
仙台の常盤木学園高校出身で仙台の東京電力マリーゼで活躍した、なでしこジャパン鮫島選手は優勝したあと帰国してこのように言いました。
「厳しい状況の中で生活をしている人もいます。東京電力では厳しい仕事をしている知り合いもいる。応援してくれている知らない人の中にも、苦しい状況の人はたくさんいると思います
なでしこを見て『頑張ろう』と言ってくれたことが一番嬉しい」
サッカー選手はサッカーを通じて人を幸せにします。
クレアネットのハッピートライアングルはビジョンです。