重版未定の川崎さんの川崎さん『編プロ☆ガール』。
重版出来ではない重版未定の川崎さんの本が出てました。
前の重版未定と絵のタッチが全く一緒で、あれ?と思ったら別のマンガでびっくり。内容はこっちのほうがより練られているような、現場に即しているようなそんな気がします。
同作は出版社の編集業務を手伝う編集プロダクション、通称編プロにスポットを当てた出版業界マンガ。編プロ入社3カ月の新人女性編集者・瀬拍子束美を中心に、版元から無茶振りをされたり、同僚が心を病んでしまったり、依頼していたライターが逃亡したりといったハードな毎日が描かれる。「重版未定」のスピンオフ作品として、主任がゆく!スペシャル(ぶんか社)に連載された。単行本には編プロでの勤務経験を持つ川崎の編集哲学が詰まった解説ページや、川崎とフリー編集者・仲俣暁生の対談も収録されている。
お仕事マンガなので業界を知らない方には参考になっていいなと思いますが、その中でも主人公の編プロ☆ガールがやってしまったところで社長が開き直って
「酒飲みに行くぞ」
とスタッフを誘うシーン、そしてその後徹夜でやりあげるシーン、があるのですが、ほんとこんなものです。パートさん、派遣さん、新人さんは早く帰す、その上で最後は自分がやり上げる、最後の砦だしあまりやりたくなくてもやるときもあるわけで。こんな上司が最後にいるので仕事も何とかなる、という感じがします。いい意味でも近い業界にいるのでこのへん感覚はすごくわかるのと、すごくわかるからこそ新人さんを担当つけられると「本気で嫌やぞ」という気持ちにもなる、そんなところです。とりあえず仕事漫画でこの川崎さんの本は一回読んでみてほしいなという本です。