webディレクターいう仕事をしているとさまざまな仕事をしている方と出会うのですが、どの領域を目指してどの程度の売上があって、どの目標で進んでいるのかなど企業の戦略を具体的にクライアントに聞きます、今回はこの仕事の多様化とその仕事の内容の話。
仕事の話でいうと面接や採用などで話をする際に必ず出てくる質問と回答で
「ネットの可能性にかけたい」
などなどのネットという仕事だけに関わりたいといった内容の話が出ますが、面接の側からするとそういった場合はあまりなるほどという共感はありません。
私が今から6年前にネットに関わる仕事に取り組んだ最初は、ネットだからという理由ではなくて、「どこでも引っかかってほしかった」というのが本音の部分です。もちろんネットの会社にも多々あって、その中である程度の事業戦略や規模、内容を知った上で面接に挑みましたが、ネットと言う漠然としたものを希望にしているということは話は全くしませんでしたし、考えることもありませんでした。
もちろんネット自体が爆発的に伸びていることと、若いプレーヤーしかいなかったこと自体も魅力の1つではありましたが、他業種も考慮してました。法律の活きる不動産関連やFPや宅建など少しでも関連する不動産投資、などなど。ただ、企業規模で言うとベンチャー企業に入りたかったというのが一番の本音です。
「ベンチャーの営業でびしびし鍛えられたかった」
が最も深い動機ですね。実力が皆無だったので。
入社後は会社の荷物にならないように、不利益にならないように、足手まといにならないように、と必死に努力はしたもののあれから6年、今の位置は正直まだ見えてなかったといえば見えてませんでしたし、今になって振り返れば若気の至りでいろんな失敗もしていますが、基本的なスタイルは全く変わりません。
「ネットが好きなんですね?」
と聞かれることもありますがそうではありません。もともとのスタートから異なっていたので、ネットが大好きなんかではなかったですが、自分の仕事をしている中で仕事を好きになれないとなると、生きている半分以上の時間が好きに生きれないことにもなるので好きな部分を探しているうちに好きになっていったという感じでしょうか。
「好きな仕事を探すより、今の仕事を好きなるほうがいい」
と考えていけば、ネットが好きと言うよりも「一生懸命取り組むことはだんだん好きになってしまう」という感覚でしょう。そういった仕事を好きになれる方と出会いたいものです。