ハインリッヒの法則
その数値データに特徴があったために、ハインリッヒの法則と呼ばれているようです。ハインリッヒ氏の聞き取り調査の数値データは、次のようなものです。
大規模 1件 (重傷者や死人が出たような災害)
中規模 29件 (怪我といわれるような事故)
小規模 300件 (ヒヤリとしたり、ハッとしたりしたこと)
このように数値に特徴があるので、ハインリッヒの法則とは言わず、1:29:300の法則と呼ぶこともあるようです。
経営者としての鼻が利くとか、匂いで感じるとか、なんとなく第六感的要素を重視するのは、このハインリッヒの法則を知っているから。
「これくらいのことたいしたことではないでしょう・・」
という要素が1つでも明確に見えると、その先には氷山の隠れた部分が眠っている感覚になります。
そういった感覚が大事なことと、また、細かい要素も重視するのは正にこの法則の帰結です。
逆の立場で「大丈夫かな・・」と思われないような信頼感も、この法則から。