漫画 君たちはどう生きるか、阪急梅田の茶屋町口には改札目の前にブックファーストがあるので、京都行き特急10分の間隔でも本を選べます。
というわけで流行っている噂の「漫画 君たちはどう生きるか」。
仕事も経営も悩みが多いからこそ、悩みに直面しているからこそすごくふっと入ってくる内容と腑に落ちることがたくさんありました、吉野源三郎さんの小説が原作と言うことで原作に当たってはないのですが、小さいときに読むとそれはいろんなことを見つめるきっかけになると思います。
特に内容がコペル君という小学生が主人公なので、小学校ではこのような悩むときは誰しも何回かあったはず。だからこそ、納得できるのかなと。
わかりやすく伝わりやすい内容に、ナポレオンのエピソードがありました。有名なナポレオンは52歳で亡くなりますが、ナポレオンはコルシカ島の古い貴族のの砲兵士官から始まり皇帝になるまでわずか10年あまり、わずか35才で皇帝の座に即位。そしてロシア遠征などから失脚まで10年あまり、結果52歳で毒殺されたとかで亡くなってますが、日本の民法もこのナポレオン法典から民法典論争を経て今の形ができあがっているなど聞くと、感嘆です。
三国志好きではありますが、曹操の武力、知力、統率力よりももっとすごい人物、感です。
ただそんなナポレオンがどうして失脚したのか、は漫画の意図するところに存在しています、バイタリティ、現場対応力、熱意、大義名分いろんなものがあっても、結果として今はこの世にいない。人間の儚さも夢も残るものも、全部ひっくるめて人間。漫画なので伝わりやすくわかりやすいけど、売れているのが納得の1冊です。