前に読んだ住友銀行秘史、というのもこれは読み応え抜群でしたが今回の「野村證券第2事業法人部」も読み応え抜群で、野村證券の1980年代~2000年代などの歴史が読み解けます。
だいたい、銀行や証券会社というのはどういった仕事なのか普段はわかりずらいのもあって、その仕事の内容や中などを当事者の横尾さんが記載してるのでまるで小説をただ読んでいるかのようなリアル感があります。全部事実なので、具体名もそうですし納得だらけなんです。
とりあえず、ビジネスマンは必読の書のような気がします。
「ほんまにこんなんなん?」思いますがほんまにこんなんなのでしょう、ほんまにぶっちゃけて言ってくれる言葉ほど真理はないと思います。
ついでに最後のオリンパスの件では検事とのやり取りが詳細に出ていますが、横尾さんの検事に対する印象や事実もこれもいろんなものを差し置いても理屈も内容もわかるものです。単純に圧倒的な力、そんな感触を得た本でした。