「年賀状&おみくじひいてみる?」
お正月なので、おみくじ引いてみる?
12月の実習生で企画を組んでくれました。なかなかよくできてます。
企画を考える際にはまずエンドユーザーを考えます、使う人はどんな人なのか?の部分です。女性なのか、男性なのか。年齢はどれくらいか、仕事はどのような仕事をしているのか、などなど。デバイスは一応パソコン設定で考慮します。
次に、使うユーザーが考えることは何か?また伝えたいことは何か?も考慮します。
単純に見せたいのか、思考を一旦停止させるのか、遊びを入れるのか、動きを自己満足まで昇華させるのか、今回はおみくじをテーマにしていますが、季節柄と何度も試したくなるものなので実にいい、動物占いなども自分の日付と友達や家族を入れたりして愛称を確認できるのでリピートする傾向があって、リピートするということは遊びが効いているわけです。
次にようやくデザインやUIとかレイアウトなどの部分を詰めていきます。カラーはどうするのか、フォントはどうするか、門松にするのか獅子舞にするのか雪だるまにするのか、神社にするのかなどのレイアウトと文字組の問題です。
ここが固まったら組み込み、動きを遊ばせるかどうかあたりになります。
この辺まで来たらほぼ完成になります、今回の作品でいえば、実に興味深くできていますし、イラストなどの配置も含めて丁寧にできています。
通常は実習生企画はこのどこかで修正指示や内容確認入りますが、今回はほぼスルーで5分程度の報告だけで完成まで進みました。
何でここまでうまくいくのかでいえば、最初にコンセプトや作る目的の共有、役割分担などをしっかりできたことと、その期待にしっかり応えてくれたこと、それと最初のエンドユーザーを考えて進める時点で成果が出そうに報告を受けて、全く問題もなく逆にスムーズ過ぎて感謝したりしてしたら、実習生がしっかりやる気を持って取り組んだことも理由です。素晴らしいとほめたらさらによくなりますし、最終このようにいい感じにできたら嬉しいもので、完成したものを一緒になっておみくじ引いて大吉出したりして喜ぶことも大事な気がします。
製作者は制作物に1時間程度でなく10時間20時間、もっと言えば100時間くらい時間をかけてるものです。
この100時間かけたものをしっかり賞賛して確認することは、実に大事であって信頼関係を深くするように思います。もっといいサイトにするにはどうするか、ユーザーが満足するにはどうするか、最終大吉の画面にも紙吹雪吹いていますがこれのほうがおめでとう感が出る、などは最後の改善でした。
制作スタッフともこのような関係で制作を進めたいものですし、取引先とも同じような関係で、いい関係で仕事を進めたいものです。