住友銀行秘史 國重惇史さん。
イトマン事件や許永中など学生のころにニュースで聞いた言葉の真相について、楽天でも有名だった國重さんがまとめた一冊です。
これは濃いです、住友銀行、イトマン、場所が全部大阪ですし、ランニングで走るコースなんかは中崎町だったり中津だったり北新地だったり大阪市北区界隈なのでなんか他人事でもなんでもないわけです。
バンカーと呼ばれる人がどうこうないんですが、非常に感じるのがこれ。
「失敗にはかなり共通性の高いパターン」
成功には再現性ある黄金率はない。だけど、失敗にはかなり共通性の高いパターンがある。経営者も、雇われる側も、知っておいて損はない。
— 山口義宏@インサイトフォース (@blogucci) 2016年10月13日
失敗した、という視点から何がおかしくなって何でだったのかをみると、行動、人、人の心理、いろんなものが明確に浮かび上がります。この本を読んでいて感じたのは極めて違和感あることなんですが、普通の感情に即していけばこれもまた繰り返すことで歴史は繰り返すに近いもの、と感じます。土日に読めましたが人物関係や内容が当時を明確に知らなかったので、わかったようなわかってないような部分が出てきますけれども、読んだ後すごいと感じる1冊でした。